作者とりみつようへい作者あいさつ

はじめまして。私は作者の「とりみつようへい」と申します。この度はこのサイトを閲覧して頂きまして誠にありがとう御座います。この漫画は学生時、漫画研究会に在籍していた頃に描いた作品です。制作からすでに20年以上の月日が流れました。当時の私が何故この漫画を描いたのかをこれからご説明させて頂きたく思います。以下にその経緯を書き記しますので、宜しければご閲覧の程、お時間の許す限りで構いませんので、ご一緒頂けましたらと思います。今こうして作品を発表する趣旨は「草食系男子と女子の方々」を応援したい。もちろん「肉食系男子、女子の方々」、様々な皆様、多くの方にストレスを解消してもらいたいからです。


肉太郎の誕生秘話

肉太郎くんが生まれた理由、それは…。
私が女性にモテなかったから。そう、自分は今で言う「草食系男子」だったからです。過去形になっていますが、今も根本は変わりませんね。最近では絶食系男子なる現象も起こっています。これは人口にもつながる由々しき問題か!かと言って、
肉食系男子」に必ずしもなる必要もないのですが。。この漫画は20年程前の作品なので、当時このような言葉はありませんでした。しかし、そうした フレーズこそないものの、その時代も女性に積極的で強くプッシュする者と、消極的で話しかけることも出来ない者がおりました。私など、その最たる者でしたね。思い切って声をかけても、振られたり彼氏がいたりすると大いに落胆したものです。まあ、これも良い経験なのですが。。
バブルの頃に学生でした。女性がお立ち台でフィーバーしていた時代です。もちろんそういう場所に行く気合いもありません。そういう疎外感と言いますか、寂しい気持ちと ゴチャゴチャになっていた時に、そう、この「肉太郎くん」は誕生しました。私が生来の気質的になれない「肉食系男子」になれる。漫画の中だったら、それが可能になる。荒唐無稽な感もありますが、笑いもあるキャラクターはこうして私と反比例するように出現したのです。でも草食系にもそれなりのやり方もあるので、何が正しいのかということはありませんけど。


自己紹介

それでは自己紹介をさせて頂きます。いざ書こうとすると中々難しいものですね。1971年生まれの千葉県在住です。いつのまにか中年になっていたという感じです。若い頃からあっという間でしたね。とにかく子供の頃から漫画とゲームが好きでした。学生時代に漫画を描きましたが、当時、(今もそうだと思いますが)学生漫画として部員全員で実費出版していました。Gペンにインク、トーンを使ってアナログ的に描く。これは私が今でも一番好きなことです。脳で考えた絵が筆圧も含めてダイレクトに紙に伝わるダイナミズムは不変のものであります。

 

そして時代はスマホタブレットの爆発的普及の時代へ。これも私にとっては衝撃的でした。デジタルで絵を描くことも素晴らしいです。簡単に美麗に色がつけられる、やり直しも何回も出来る。デジタルならではの良さも大いにあります。これらの機器の普及により個人の描いた作品が手軽に世の中の方々に読んで頂ける機会が訪れたことは、感慨深いです。私の若い頃の葛藤、情熱を注ぎ込んだ漫画ですが、20年程という月日が経った今になって、それを読んで頂けることは、とても有難いことだと思います。ややもするとあまりの無茶苦茶な漫画作品ですが、当時は男性向けに描いたのが、意外にも女子学生にも笑って迎えられました。何よりもストレス解消になる漫画です。時間が経って読み返すとまたクセになるバカバカしさがあります。スマホ、タブレット用に解像度の調整や文字のデジタル化など漫画原稿をリサイズしておりますので、美しく快適に読めると思います。

 

肉太郎くんの行動、ストーリーは現実では有り得ないことばかりです。女性を自分のパワーで奪う。常識的に考えて困難です。軽蔑もされるでしょう。ここまで、自分の好き勝手に行動して許される社会ではないのが、当たり前です。なので、この漫画はパワフルな寓話だと考えてもらえると良いと思います。あまりのバカ振りを虚脱しつつ笑う。そしてストレス解消をする。そうした楽しみ方が、現代の難しい恋愛、結婚事情を考えると良いかもしれません。せめて漫画の中では、アホな行動も笑ってしまおう。そして草食系も肉食系も老若男女の皆様方も日常を真面目に送りつつ、ストレスがたまったらこの漫画を読んで、たまには息抜きしてもらえたらと思います。作者としては、こんなに嬉しいことはありません。

 

日々の生活や仕事などで疲れた時、この漫画をたまに改めて読んであまりのバカバカしさを笑い、心が救われる時が少なからずあります。実際作者の私もそうでした。好きな音楽や映画を観たりしますが、肉太郎くんを読むと「ありえないバカらしさ」に触れて心が楽になりました。お仕事や、育児、恋愛など様々な人間関係で人生に悩みはつきものです。多くのストレス解消をするメディアがありますが、その一翼を担えたらと思います。2015年以降も、肉太郎くん漫画新作を時代に合わせて描きたいとも考えています。キャラクター的には変わらず、絵柄は作品により少しずつ変え、過去、現代、未来を反映しつつ、不変的になれるようなハードバイオレンスギャク漫画を描きたいです。なんか自己紹介になっていない気がしますが。。